使い古されたセンセーショナルなタイトルであるが、決して OS 同士の二項対立的な意見を書くわけじゃない。
10.5.2 Graphics Update あたりから、苦労してついていくのが馬鹿らしくなり、ほったらかしにしていた MacOS X であったが、どうしても MacOS X じゃないとできないことがでてきたので、再びチャレンジしてみている今日この頃である。
僕の type T にはあらかじめ Vista が入っている。以前は PC など買えばまず Linux を試したものだが、今ではなんだかふつーに何でも動いてしまうものでまったく面白くなくなってしまった。もう io port も、IRQ なんかを気にしないのはもちろん、ドライバまで当たり前のように揃っちゃってるんだものつまらないったらない。
で、そんな背景もあって、type T で Mac なんていう暇つぶしに興じていたわけだが、ひととおり動かし、飽きて、触らなくなってもそれはまだ入ったままだった。そのせいで一点ハマった問題があるのでご紹介。
どうやら Vista 様は MBR とかに気に食わないものが書いてあると駄目らしいのだ。何が駄目かというと、Vista SP1 をインストールしようとすると意味不明のエラーでもって終了してしまう。エラーコードは忘れてしまった。そのコードだけでぐぐってみても何だか見たことないようなサービスをデフォルト起動しておくと直ったとかそんな記事しか見当たらなく、そんな情報に縋り幾度となく僕は SP1 をインストールしてみては失敗し、を繰り返してきた。もう屈辱である。
さて、問題は何かというと何やらディスクの暗号化うんたらのために MBR からして Vista クリーンじゃなくてはいけないらしい。そのことを耳にした僕は、あきらめ半分ながらもさっそくブートローダだけを復帰させ SP1 を試した。そして再起動することを幾度か経ると、なんといままでアホかというくらい失敗していたインストールがいとも簡単にとおるではありませんか。
ということで、Grub などなど Vista 外のブートローダを利用する際には、Vista とは仲良くできないことをすべての物好きは知っておくべきだ。対策としてはブートセクタだけ Vista にもっていき、bcdedit でブートできるようにするのが吉のようである。
ここで不思議なのが純正 Mac では当たり前に使える bootcamp。これは如何様にしてこの問題を回避しているのか実に興味がある。
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追記
インストール失敗時に出力されるエラーコードは 0x800f0826 だった。
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